高分子添加剤の分取
樹脂には多くの高分子添加剤が含まれています。これらの添加剤の相違により樹脂の性質が左右されます。これら添加剤を知ることは重要なことになります。
"天然物からポリマー、有機電材まで" 幅広い分野の高精度な分取を安価に
豊富な分取実績
分取は目的成分からの不純物の除去、異常成分の確認等研究開発には欠かせない操作ですが、分取を行うには専用の装置とカラムが必要となります。さらに、HPLCによる分析条件を分取にそのまま適用しても同一のクロマトグラムが得られにくいのが現状です。つまり分取には豊富な経験が必要になります。手間と熟練性を必要とする分取は実績豊富な弊社にぜひお任せください。
弊社では次の手順で分取を行っております。またテストクロマトグラムの測定までは無料ですので、経費は一切必要といたしません。
※但し、テストクロマトグラム測定時は分取を行いません。
分取手順
特徴
- 作業環境により、大量に使用しにくいクロロホルムやトルエンでの分離分取が可能です。
- 二種類の検出器の使用で検出漏れがほとんどありません。
- 特殊分取装置の使用で微小なショルダーピークでも分取可能です。
- 必要に応じ1H-NMR、13C-NMR、FT-IR、GC/MS測定もお受けいたします。
- 分取条件の検討までは無料で行いますので、コストパフォーマンスに優れています。
こんな時にまずはご相談ください
- 自社で使用しにくい溶媒を使用しての分取
- 合成途中の不純物を取り除きたい
- 目的成分中にある不純物を取り除きたい
- 研究の次のステップのために、純度の高い目的成分が必要
- 製品の異常やクレーム原因物質の究明
- 分子量分布測定
- 製品中の添加剤の確認
- 原料の品質管理
- 有効成分の抽出
- 類似製品の組成確認
ポリスチレン製食器中の添加剤分離
ポリマーは生活の様々な分野で使用されています。ポリマー中に含まれる高分子添加剤の分離はサイズ排除で行いますが、この方法では吸着分配に較べて分離が劣る場合がありますが、サイズ排除とリサイクルを組み合わせることで良好な分離を得ることができます。ここではポリスチレン製食器中の高分子添加剤でショルダー部の分離例を紹介いたします。